リバースエンジニアリング事例

【リバースエンジニアリング事例03】老朽化したガイドローラーの部品復元しました!(図面なし・メーカー廃業)

■ ガイドローラー(シャッターローラー) の部品復元を実施


摩耗・腐食が進んだ「焼付炉用昇降シャッターのガイドローラー」を製作しました。

設備の製造元が廃業し、図面や予備部品の入手が困難な状況下でしたが、無事復元することが出来ました。

 

写真では同じに見えますが、既設の部品は、ローラー表面が削れて1mm程度径が小さくなっています。

単に現状をなぞるのではなく、ローラー表面に残された「力がかかっていた痕跡(摩耗線)」や、

走行レールの規格(C型鋼)を詳細に分析することで、

設計意図に基づいた本来あるべき寸法と角度を導き出し、図面として復元しています。

 

そして、単なる「複製」ではなく

「より長く、安全に、扱いやすく」するための改良(アップグレード)を加えています!!

 

 

名称 |  ガイドローラー(シャッターローラー)
材質 |  S45C(炭素鋼)
寸法 |  外径 約φ86mm / 勾配 5度(チャンネル鋼規格に準拠)
備考 |  メーカー廃業に伴う図面なし部品の復元・改善製作
用途 |  設備内のガイド走行用ローラー

 

 

■ 解説!アルバテックの設計ポイント


設計段階では、復元と同時にコスト低減とメンテナンス性の向上を追求しました。

また、ベアリングの圧入部においては、高精度な加工が必要な範囲を最小限に抑える段落とし加工」を採用しています。

これにより、加工時間の短縮による部品単体のコスト抑制と、現場でのスムーズな着脱を両立させました。

 

■ 得られる効果


 

💡設備の延命と安定稼働

図面のない古い設備でも、現物から正確な復元設計を行うことで、部品交換による継続的な運用が可能になりました。

 

💡メンテナンス工数削減へのアップグレード

ベアリングの圧入部に、入り口以外の段をわずかに落とす「段落とし加工」への設計変更を行いました。

現場での交換作業時に油圧プレスなどで強い力をかけ続ける必要がなくなり、スムーズな脱着が可能で、現場作業の削減に繋がります。

 


 

製造現場において「図面もスペアパーツも手に入らない」という事態は、生産ラインの維持に関わる深刻な課題です。
アルバテックでは、他社との大きな違いとして「たとえ現物の部品すら無い」という状況下でも
部品の用途・設備全体から設計意図を読み解き、現場の使い勝手を向上させた部品の再製作を行っています

 

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表面処理設備 給電部の交換 

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